SaaSとは、簡単に言えばクラウド上にあるサービスを利用するサービスのことです。この名称はもともと「Software as a Service」の略称ですから、「サービスとしてのソフトウェア」という意味になります。ネット上でソフトウェアを提供するサービスといっても良いかもしれせん。

このSaaSでは、クラウド上のソフトウェアを介して、さまざまなサービスを提供することができます。代表的なものとして挙げられるのがWebアプリケーションです。ECサイトやオンラインバンキングなどで導入されている決済サービスなどが該当します。顧客など人が直接利用するサービスとも言えます。

それからWebシステム。Webサービスそのものを提供するためのWebサーバ、APサーバなども広い意味でSaaSにできることに分類されます。ほかにはSNSやネット上のゲーム、APSサービスなどもSaaSにできるサービスの代表格として挙げることができるでしょう。

こうして見ると、SaaS業界とひと口にいってもさまざまな分野があることがわかります。また、挙げたサービスひとつひとつを見ても、今後の発展が期待できる分野ばかりです。それだけに、今後SaaS関連のエンジニアの需要が拡大していくことは容易に推測できます。この分野で活躍したいと思っているエンジニアにとっては、チャンスを得やすい環境にあると言えるでしょう。

ただし、需要が大きい一方で、エンジニアが担当する範囲も多岐に渡ることになります。代表的なところでは、フロントエンジニア、サーバーサイドエンジニア、インフラエンジニアなど。どの分野を担当するかによって当然仕事内容が変わってきます。自分にとって向いているサービスと業務にかかわるSaaS業界の企業に就職・転職できるかが重要な鍵となりそうです。具体的に書かれたわかりやすいサイトを見つけたので、こちらのページ(http://saas-work.net)を読むこともオススメします。